ランタサルミログハウス・八ヶ岳シリーズの素敵な写真がたくさん仕上がってきましたので、思わぬ連載となりました。
幸い、うちの施工エリアは美しい自然に恵まれていますので、せっかくだからオーナーさんとともに美しい足跡を残していきたいと思います。
今日は、長坂町のK様のお宅を紹介しますね。
寒い寒い八ヶ岳の夕景に建つ「プイスト」です。
シンメトリーな外観と優しい色合いが環境によく合ってきれいですね。
室内から漏れる明かりに暮らしの温もりを感じます。
K様のお宅は羊毛断熱材を採用していますので、ほぼ自然素材で出来た住まいです。
周辺環境にとけ込み、次の世代に廃棄物を残さない建物です。
この 住まいに土壌蓄熱暖房サーマスラブを採用して、24時間の全館暖房を可能にしています。
住まいの歴史の先端で、あえて選択した木の家です。
このプランは、基本的には1階で生活が完結する平屋モデルですが、子育て世代のK様のお宅は、ロフトスペースをお子様の遊び場に利用しています。
子育ては、長いようで「あっ!」という間に終わってしまいます。
戻ることのできない、大切な時間を一緒にすごす場所ですね。
お子様も成長して自分の住環境を選ぶときには、この住み心地がもとになるでしょうから、さらに豊かになっていくのだと思います。
住まいを快適にするために、工業製品の性能は上がり続けますが、今一つ快適さに欠けるのは、結局、住まうのは「人」で、必要なのは保温庫や保冷庫では無いということだと思います。
雪混じりの撮影中に、奥様がおっしゃっていた
「一年間暮らしてみて、こんな暮らしをさせてもらっていいのかしらって思っちゃいます。」
という言葉がとても印象的で嬉しかったです。
というわけで、思わぬシリーズ化となりました、八ヶ岳エリアでのランタサルミログハウスの 「足跡」シリーズはもう少し続きます。
まだまだ、素敵な建物が出てきますので、お楽しみに。
Photo by Tarou Hayasaki