今日は、ランタサルミログハウスのアレンジプランのお話です。
ログハウスと言えば、田の字や目の字の基本プランがあって、そこから希望の間取りへの変更は難しいと思われている方も多いかと思いますが、ランタサルミではデザインライブラリーと言われるプランブックの中から、お好みのプランを選んで、それを計画地の立地条件にあわせてアレンジすることができます。
で、今日は、アレンジの一例のお話です。
まずは、八ヶ岳西麓 原村で現在進行中のK様のログハウスです。
西向き傾斜の八ヶ岳西麓では、夕方、日の入りまで、たっぷり太陽の明るさをとりこめるように西面に妻を向け、大きな開口部を作りました。
標高1500mでの冬の積雪を考慮し、屋根を片側伸ばして、通り抜けのできるビルトインガレージを計画したのも、敷地の傾斜を利用しています。
実は、こちらのお宅の平面プランのベースになっているのは、八ヶ岳の南麓に建つキルカスというモデルがベースになっています。
南向き傾斜の八ヶ岳南麓は、南に開放感のある大開口を設けて室内の明るさを保っています。
また、西に遮るもののない立地条件では西側の屋根で、夏の西日を防ぎます。
つまり、生活スタイルに合った同一平面プランをベースにして、八ヶ岳の南麓と西麓という立地条件に応じて屋根の向きを逆転させて、明るさや住みやすさを向上させているということです。
標高1500mに建つK様のお宅にとって、冬の太陽は少しでも室内にとりこみたいところですし、いつまででも眺めていたい景色だと思います。
逆に、夏の西日は林の葉が茂ることで防いでくれます。
というわけで、今日は、八ヶ岳の南麓と西麓という、それぞれの立地条件に建つ、同一プランベースで屋根の向きを変えた、二つの建物を紹介させていただきました。
ランタサルミプランブック「デザインライブラリー」のご検討の際に、参考になれば幸いですし、
ランタオーナーの皆様には、それぞれの立地条件に応じた豊かな時間を手に入れていただきたいと思います。
*八ヶ岳の西麓、原村の標高1500mに建つK様のお宅では現場見学会を予定しています。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。