こんにちは。
このところ、雨の日が多いですね。
今日は、最近の工事の中から、ウッドデッキ工事についてのお話です。
完成から、ちょうど3年になるA様のランタサルミログハウスで、ウッドデッキの増築をさせていただきました。
ランタサルミのウッドデッキは、ひさしを伸ばして、クリアルーフをつけるのが定番ですが、今回は屋根のないデッキの増築になります。
増築前の様子です。
ランタサルミのウッドデッキは、基本的に屋根をかけ、クリアルーフで室内の明るさを確保します。
屋根を作ると、ウッドデッキが傷むことはほとんどなくなります。
今回の増築は、屋根を作らずに、広いスペースを作ることが目的です。
屋根がなく、雨ざらしになる場所のウッドデッキは、どうしても傷みやすくなるので、傷みにくい材料を選択して、できるだけ早く雨水を排水する工夫をします。
根太材にはヒノキの120角、スノコ板にはセランガンバツという材料を使用しました。
根太材が大きいので、スノコ材との接地面積が大きいため、雨水を排水しやすくするために、120角のヒノキ材の上面に排水用に傾斜を作りました。
根太材とスノコの施工状況です。
長持ちさせるには、根太材の大きさも必要です。
木と木が接する部分は、どうしても水はけが悪く、傷みやすい場所です。
セランガンバツのスノコ材と手摺の柱が接する場所には、薄い基礎パッキンを挟んで、水が排水されやすくします。
雨ざらしになってしまうウッドデッキを長持ちさせるには、傷みにくい材料を使うことと、できるだけ早く、雨水が排水できるように作るのが良いかと思います。
あとは、組み立てる前に防腐剤を塗るのも大切ですね。
左が120角のヒノキ根太で、右側はヒノキ材の手摺材です。
コストはかかるが、傷まない・・セランガンバツも組み立て前に下塗りをしておけば安心です。
国産のヒノキとセランガンバツを使用したウッドデッキの完成です。
なかなか、この広さのデッキに屋根を作るのも大変なので、長持ちするように素材と排水に配慮しました。
やっぱり、広いデッキは気分が良いですね。
長い期間、ご家族にとっての楽しいスペースになりますように祈っております。
というわけで、今日は、長持ちするウッドデッキ工事のお話でした。
それでは、また。