すごく嬉しいニュースが届きましたのでお知らせします。
ログハウス専門誌「夢の丸太小屋に暮らす」の企画で今年で18回目をむかえた
日本ログハウス・オブ・ザ・イヤー2010におきまして弊社のエントリー作品
「甲斐駒の風と尾白の水音に包まれたプライベートログ」が
2010年度の日本ログハウス・オブ・ザ・イヤー優秀賞を受賞しました。
今年度は最優秀賞の該当なしということで1次選考通過39作品中、優秀賞に選ばれた2作品のうちのひとつです。
ということは事実上の一番!!という大変高い評価をいただきました。
1次選考の39作品が発表された時には弊社エントリー作品があまりにもシンプルで外観的に派手な仕掛けも無く、コスト的にも下から数えたほうが早いくらいの作品だったので
「すごく良く出来てるんだけど、この建物を評価してくれるのかしら・・」
などと思いながらオーナーのO様のところに夢丸(夢の丸太小屋に暮らす)を届けに行ったときに他のエントリー作品を興味深げに見ながら、
「すごい建物がたくさん並んでいるけどやっぱりこの家が一番だから・・」
という嬉しい言葉をいただきました。
「そう言っていただけるだけでログハウス・オブ・ザ・イヤーをいただいたようなもんだな」
などと自分を励ましているうちに届いた受賞のお知らせです。
ここで受賞作について少しだけご紹介します。
Be-Leafの活動の拠点としている山梨県北杜市白州町は名水で有名な尾白川と甲斐駒ケ岳、まわりには八ヶ岳・金峰山・鳳凰三山など自然豊かな里山の景色が大きな空の下に広がっています。
受賞作はその景色や風・水音・空気感を室内のすべての窓から楽しめるようになっています。
個性的な外観色はそんな景色のなかに「昔からそこにあり、これからもあり続ける建物」というイメージで選ばれました。
つまり、この建物は「大きな自然の中の一部」としてここにあり続けるプライベートスペースです。
かといって都会に暮らすオーナーにとっては山小屋風になったり、ローコストな別荘を求めるのでは無く、都会の洗練された上質な生活空間を本物の材料を使ってここの自然の中に作り上げたいという想いから選択されたのがランタサルミログハウスでした。
間取りとしては決して大きなスペースではありませんが、都会で働くオーナーがゲストを招いたときにお互いのプライバシーが保てるように工夫され、お互いが週末をゆっくりと過ごせる配慮がなされています。
そんなログハウスにつけられたタイトルが「甲斐駒の風と尾白の水音に包まれたプライベートログ」 というわけです。
限られた予算のなかで打ち合わせを重ねながらオーナーの希望を高いレベルで実現できたとは思っていましたがこのように高い評価をいただけるとは正直なところ思っていませんでした。
施工面においてもログハウスの特性を生かし、完成度を高めるために多くの工夫をしました。
最近の自然素材への回帰の影響でログハウスを住宅として選択される方が増えていますがログハウスを住宅レベルに上げるために施工側が考えなければならないしっかりとした基礎、安全な躯体、気密、防水、耐久性などの面では技術をそそぎ、完成後に見えなくなってしまう部分には特に気を配りました。
こだわりのログハウスの作り方はこちらで見ることが出来ます。
また、どんなに素敵な場所で良い家を建てても建てたら終わりではなくそこでの生活を楽しみながらますます良い家になっていくのはオーナーはもちろんですが施工者としても楽しみの一つでもあります。
オーナーのO様の完成後のお庭造りなどの様子などこちらで見ることが出来ます。
また、こちらのブログでは土地探しからプランニングを進めていく上での選択やオーナー自らの努力の様子など家作りの参考になるヒントがたくさんあるのではないかと思います。
長くなってしまいましたが今回の受賞は本当に嬉しい受賞となり、今後の活動の励みにもなります。
オーナーはじめ、関係者の皆様にはこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
22年前に「日本一のログビルダーになろう!」と大分から山梨へ快晴の中央道を走った日が思い出されます。
最後になりますが、勝手ながら長らくお休みさせていただいておりましたブログも復帰しましたので、またお付き合いください。
よろしくお願いします。